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はじめに

この本はコレクションブックのような学習書で、 注意深く読まれるとハンディクラフトスキルがわかりやすくなります。 ハンディクラフトスキルをお使いになる方は本を精読してください。

また本をよくお読みになって裏側に実習課題として乗せた物を 実際にお作りになられると本に込められた魔法の力で 小さなプレゼントが得られます。

あなたのハンディクラフトスキルにこの本がほんの少しでもお役に立ちますよう願います。

-エリン職人連合会

学習目標

ハンディクラフトスキルが使える。
ハンディクラフトの楽しみを知る。
材料を求め特定の物が作れる。


学習課題

ハンディクラフトスキルとは何か？
ハンディクラフトスキルには何が必要なのか？
ハンディクラフトスキルで作れる物は？

目次

1．ハンディクラフトスキルの定義
･･･ハンディクラフトスキルというのは何でしょう？

2．ハンディクラフトスキルで用意する物
･･･ハンディクラフトスキルで必要な物は？

3．3. ハンディクラフトスキルの使用
･･･ハンディクラフトスキルを使うには？

4．ハンディクラフトスキルで作れる物
･･･ハンディクラフトスキルは使えそうですか？

5．実習課題
･･･スキルを使って直接作ってみましょう。

1．ハンディクラフトスキルの定義

ハンディクラフトスキルは材料を使って特定の物を作り上げるスキルです。

腕前の良さとも言われがちですが、ハンディクラフトスキルによって実用的な物を 作ることはその物の本質とそれが必要としている要素を 全て見抜けなければならないということから単純に腕前の良さとはその性格が異なります。 ハンディクラフトスキルに慣れている人ほど より良い物をより早く作り上げられることがここで理解できるでしょう。

よって、このスキルを発展させるには腕前だけではなく様々な分野のたしなみを 発展させることが大事です。

優れたハンディクラフトスキルを持っている人は 次のような要素をそれぞれ身に付けています。

思考力

思考力はモノを見てその原理を理解し、それを基に新たな考えを 様々な方向と段階に発展させて行く力で これは単に作られている物に対してどんな形をしているかを視るだけではなく どの方法で物を製作する事がより完成度を高める事なのかを 判断することと密接な関係があります。 特に、材料の特性を理解し、どの段階でどの措置を取り 材料が作ろうとする物の構成品になれるかを判断することは ちゃんとした思考力の結果です。

洞察力

材料をどう求めるか、どの程度の材料までを求めるかは ハンディクラフトスキルを使う人がずっと悩む課題で、 これによって物を作る人としての洞察力が育ちます。 それだけではなく、こうやって求めた材料でどれだけ人に 役に立つ物を作れるかを考えることは 思考力とはまた違う次元の洞察力を育ちます。

計画力

直接物を作ることは時間と努力と費用が要ります。 それに比べ、作られる物が果たしてどれほどの価値を持つ物で、 作るプロセスの中、どの線まで妥協できるかを見つけることは ハンディクラフトスキルに慣れている人に物事を計画し進める能力を 育てます。

自信

このようにハンディクラフトスキルで物を作り上げる度に ハンディクラフトスキルを使う人は自分の頭の中に描いたものが ひとつずつ実体化されることに接し、世界のコミュニケーションに自信を持つようになります。 自らさえ信じられない人が溢れている時代にハンディクラフトスキルは 上記のようなそれぞれの特徴を自ら体験し、自分の成長は 自ら作った物で再確認できるという点から 自信育成の良い手段として認められています。

2．ハンディクラフトスキルで用意する物

ハンディクラフトスキルにまず必要な物は まさにハンディクラフトキットです。

このキットにはカッター、はさみ、メジャー、やっとこ、接着剤、簡単な製図器などの 物の作成や、構成するのに便利に使える道具が多数入っています。 近くの雑貨店や道具屋で販売するこのキットを上手に扱うことは ハンディクラフトに慣れる初めの一歩なので これを使うのに大変さを感じたり戸惑いがあったりすることはないようにしたほうが良いでしょう。

次に用意する物で挙げられるのは その作ろうとする物によって異なる材料。 どの材料をどう組み合わせるかによって作る物が異なります。

たとえこのスキルの達人であっても 作ろうとする物の材料がなければ スキルだけでは何も作れないから注意してください！

3. ハンディクラフトスキルの使用

この本をよく読みハンディクラフトスキルを理解した状態で ハンディクラフトキットを用意し手に持つと スキルの窓でハンディクラフトスキルを選択し使えるようになります。

ハンディクラフトスキルを選択すると下の部分に材料を入れる窓を見ることができます。
1．ここに作る物の材料を配置し、
2．予想結果物を確認した後
3．製作を進行させれば良いです。

このプロセスがそう簡単ではないため、時には完成品を作るのに失敗したり 作られた物がすぐ壊れてしまうこともありますが がっかりしないで頑張って挑戦してみてください。

4．ハンディクラフトスキルで作れる物。

結論から言うとハンディクラフトスキルで作れる物は無限です。 どの材料をどの方法で組み合わせるかによって 様々な物を作れるのですから。

ほかの人が何回も作った物の材料と制作方法を探り出し 自分の手で作ったり、より優れた物を作ることも可能だし、 今まで知られていない新らたな物を自分の手で 直接作れます。

ここまで読んだ方なら実習課題にある内容で 実際にハンディクラフトスキルの実習を試してみても良いでしょう。

5．実習課題

ここからはハンディクラフトスキルで作れる 6種類の物を乗せてみました。

最初から最後まで必要な材料と 作る方法をゆっくり読み、従えば あなたもハンディクラフトの達人になれます。

本を読み終えて、ハンディクラフトキットも用意できたら 材料などを求め、直ちに作ってみましょう。

*材料
-薪5本
-やじり1個

*解説
矢は近くのかじ屋や武器店で手軽に求められます。 時にはダンジョンのモンスターが冒険者の落とした矢を集めておいたりもします。

しかし、優れた名射手でも矢ひとつがなくて困ることがあるはず。 矢なしでは弓の弦をはずせなく、使えない矢は弓の寿命を減らすだけだが、優れた矢は弓を使う人の意志に必ず応える。

何人か有名な名射手が手製矢に興味を示すのはまさにこの理由のためです。

*材料
-薪 5本
-やじり1個

[No. 02]
手製ボルト
Handmade
Ordinary Bolt
for Crossbow

*材料
-薪 5本
-ボルトヘッド1個

*解説
弓に矢があれば 石弓やクロスボウにはボルトがあります。

ボルトはわかりやすく言うと石弓向けに特別に作られた短い矢です。 しかし、短いため正確度が落ちると 不満を言う射手もいます。

職人が誠意を持って作り出したボルトは こんな不満の対象にならないといった点から 多くの射手に愛されています。

*材料
-薪 4本
-ボルトヘッド1個

[No. 03]
折り鶴
Paper Crane

*材料
-紙1枚

*解説
いつから誰によって作り始められたのかは 伝わっていません。

しかし、この鶴を千個折ると 願いが叶えるという話は この鶴の作り方とともにめんめんと伝わってきます。

千里の道も一歩から。

@ しかし、この本は教材なので ひとつだけ作ってみましょう。

*材料
-紙1枚

[No. 04]
紙帽子
Paper Hat

*材料
-旅行者ガイドブック 1冊

*解説
暑い日差しで頭が熱くなる時 しかし、帽子がない時 お金はあるが、洋服屋さんまでは遠い時 だけど、蜜蝋の翼もない時…

簡単な方法で作れる帽子ですが、 確実に役に立つと思います。作ってみてください。

*材料
-旅行者ガイドブック 1冊

[No. 05]
高級手製矢
Handmade
High Grade Arrow
for Bow

*材料
-薪 5本
-高級やじり1個

*解説
しかし、いざ作り上げた矢は思うままきれいに作れないため、 どんなに弓に慣れている人でも 正確に攻撃できないのです。

これが多くの人が熟練した職人の手で作った 高級手製矢に執着するわけです。

しかし、必ずしも熟練した職人でなくても、 もっと良い材料と誠意があれば 高級手製矢を作るのにそれほど大変ではないでしょう。

*材料
-薪 5本
-高級やじり1個

[No. 06]
ゴーストソード
Ghost Sword

*材料
-ゴーストの体液 1個
-安い革紐 1個

*解説
ダンジョンで会えるゴーストを倒したら 半液体、半固体の光る物質を得られますが、 これは別世界のモノに見えます。 この物質を使って作ったのがまさにゴーストソード。

少し難しいかもしれないが、 ほかの物を作るのにそれほど大変ではなかったなら これも充分作れます。 　　　　 ゴーストソードの製作に挑戦してみましょう。

*材料
-ゴーストの体液 1個
-安い革紐 1個