- 魔法の模様について (2) -
About the Magigraph (2)


目次

1. マギグラフィの色
2. 回転を利用した造形

1. マギグラフィの色

私の好きなステンドグラスのように、色鮮やかな図形を利用したマギグラフィを描くために色々試してみた。

原色だけを活用した組み合わせ、暖色または寒色系で統一した組み合わせ、ひょっとしたら言葉の力が作用するのではと考え、白い、黄色い、赤い、青い、薄赤い、黒いなど、「い」で終わる色の組み合わせも試してみた。

しかし、残念ながらどの色の組み合わせでもマギグラフィは完成しなかった。

色が異なる図形同士が、まるでお互い言語が違い意思疎通と共鳴ができないようだった。

試行錯誤の末、マギグラフィは一色だけを使って描くものだという結論に至った。

2. 回転を利用した造形

シンプルな図形を使用したマギグラフィならその形もシンプルだと思いがちだが、図形の構成と配置する方法によって完成する模様は様々だ。

その中でも私が注目する方法の一つは、回転を活用したものだ。

シンプルな図形を一つ配置し、これを6回程度に分けて1回転すると、それだけで素敵な形になる。

枠を描き、いくつかポイントになるものを入れるだけで素晴らしいマギグラフィ図案が完成したのだ。