- 巨大鳥の伝説 -
The Legend of Giant Bird


探検家 - 著



巨大鳥の伝説
住民たちを困らせた巨大な鳥をある勇者が封印したという。
月日が流れ、封印の力が弱くなり、壁に閉じ込められていた鳥の遺跡で、夜な夜な青い模様が浮かび上がっているという。
いつの日か封印が解け、怪鳥が復活する日、この世は大きな試練を迎えるかもしれない。


巨大鳥が封印された遺跡
砂漠で道に迷っていたある晩、遠くのほうから何か私を導く光が見えた。
夜空の星さえも光を失うほどに美しいその光に向かって歩いていくと、奇怪な遺跡が現れた。
まるですぐにでも飛び出してきそうな鳥の顔と足…

私はすぐ巨大鳥の伝説が目の前に現実となって現れたのだと直感した。

夜通し砂漠を照らした遺跡の青い模様は、明け方になるとその光を失い普通の壁へと戻っていった。