-傭兵団の見回り日誌-
Mercenaries' Journal


アイネ著


目次

序文
日誌記入欄
最後のページ

序文

字はうまく書けるかな?

よし。今日からどこを調べたか、どんなことがあったかを交代で書くことにしたのを忘れてないよね?この日誌に自分の名前と、見回りをした場所も一緒に書いてね。

私たちの目標は、何が起こっているのかを突き止めること。何かを発見するたびに記録すれば、答えに近づくという信念を失わないようにしよう!

それじゃあ、みんなで頑張ろう!

アイネ

日誌記入欄

(大人っぽいけど不格好な字だ。)

本日の訪問地、モルバアイル。
特記事項なし。

- デクラン


(殴り書きした字だ。)

ダンバートンの南、特になし。

-シェフラー


(曲がりくねった装飾的な字だ。)

イメンマハの外郭を見てみたが、
いつものように乳牛の群れがいっぱい。
相変わらず平和。

-ブリン


(不器用だが、きちんとした字だ。)

センマイ平原中央、モンスター発見。

-デルガ


(独特の四角くて真っ直ぐな字だ。)

センマイ平原に現れたモンスターをすべて倒し、そのうちの1匹を捕獲しました。捕獲したモンスターは私たちの本拠地内に安全を確保したうえ、閉じ込めておきます。

-フェール


(なめらかで流れるように書かれた字だ。)

デルガに呼び出されてイメンマハを訪問、広場から飛び出してきたモンスターを数体退治。
幸い個体数が少なく、被害者はいない。

-メイラ


(大人っぽいけど不格好な字だ。)

フェールの高熱で今日は休息。

-デクラン


(殴り書きした字だ。)

センマイ、今回は特になし。

-シェフラー



追記。何もないときは書かなくてもいいのでは?


(曲がりくねった装飾的な字だ。)

窮屈なオスナサイルでは何も見つからなかった。
デルガの言うことを聞けばよかったかな。
勘が悪いせいで傭兵として生きるのが辛い。

-ブリン






(その後も同様の記録が繰り返し作成されている。)


(不器用だが、きちんとした字だ。)

バリダンジョン、モンスター発見。

-デルガ

最後のページ

(なめらかな字だが、震えが感じられる。)

メンバーが見つかるまで、日誌作成は一時中断。

アイネ