- 麺作りについて -
About Making Noodles


ドニアス 作



麺は遠い昔から伝わってくる食料である。最初は遠い異国から 始まったと云われ、ウルラ大陸に伝わったのはそれほど昔ではない。

麺の原料として主に小麦粉、そば粉、じゃがいも片栗粉などが使われ 水でねり、細く切るか、製麺機を利用し、細く取り出すかの方法で作る。
人の手で長く細く取り出し、暖かい風に当て乾かすと 一般的によく使われるそうめんが作られ、ほうとうやうどんなどに使われる 生麺は小麦粉を平らに押し伸ばしたり、切ったり長く取り出したりしてそのまま使う。 また機械を利用し、長く取り出した後、フライにするとラーメン用の麺が作られる。

質の良い麺を作り上げるには何より質の良い小麦粉が 必要だが、ウルラ大陸の北部のティルコネイル近くで収穫される小麦は寒い 風土と爽やかな気候のため、質が良いことで有名だ。

麺を作るにはまず、小麦粉を準備し、大きい器に 小麦粉を入れ、水を足し、練りこねる。この際、塩を足し、 少しずつ味付けをするが、種類によっては油を少々加える場合もある。
一度で大量の水を加え、小麦粉の糊を作ってからそれにまた 粉を加え、柔らかく練りこねる方法があるが、一方で大量の小麦粉に少しずつ 水を加え、粘り強く作る方法もある。前者の場合には 機械に入れ製麺する方法として都合良く、長く細く伸ばせるからそうめんや片栗粉麺などに 使われ、後者の場合にはしっかりした歯応えがあって、粘り強いため ほうとうやうどんなどに主に使われる。時には粘り強さを高めるために お湯で練りこねったり、棒で叩いたりする場合もある。

このように作られた麺は主に味噌汁を作って食べることが一般的で、 大半はお肉でダシをとり、肉汁に入れ食べる事が多く、 材料と煮込み方によってほうとう、ラーメン、うどんなどができ、熱い 汁を食べない場合には冷たいそうめん、冷麺、冷やし中華などができる。

都会では大量に麺を作り販売する事が多いが、 まだ多数の地方では手作業で麺を作り食事に使われる。