- シェフの料理講座 -
Chef's Easy Cooking Series
揚げる 編
Deep Fry
マフェルー 作
揚げ物はころものサクサク感と中身からじゅわっと出てくる汁を楽しめる
高級料理です。また、脂溶性栄養素をもっとも吸収でき易く
してくれる方法でもあります。
「揚げる」をするためにはまず、油を用意します。とうもろこしの油、豆油、
オリーブオイル、どの油でも使えるので、量を多めに準備しましょう。くぼんでいる
器に入れ、材料が完全に沈む程度が良いでしょう。
そのあとは、油に揚げる材料を用意し、ころもをきせます。
揚げ物の味はころもで決まるという程、ころもは大事です。
小麦粉を水に溶かし、卵を少し入れ、塩とこしょうで味付けをするのが基本。
材料にころもをきせ、乾かしたパン粉をつけても美味しい揚げ物になるでしょう。
揚げる料理をする際、注意する事は次のようです。
まず、材料に合わせ、油の温度を調節する。
油の温度は材料の大きさによっても違いますが、大半が160度から
180度の間で揚げられます。温度が高過ぎるところもだけ揚げられ、
中身の材料に火が通らず、温度が低過ぎるところもに油が
たっぷり染み込み、揚げ物がじめじめしてふにゃっとするでしょう。なので、揚げ物を
する際は必ず、適正温度を維持するようにしましょう。
次に、ころもは冷たく保存する。
ころもは冷たく、氷を用意し、冷ます程度で冷たく維持しておくと
揚げたらとてもさくさく歯応えのある揚げ物になります。お湯で練りこねることは禁物!
卵と小麦粉が固まり、ぐちゃぐちゃのころもになるでしょう。
最後に、一度に多くを揚げない。
冷たいころもをきせた材料を一度に多く入れると油の温度が
下がり、美味しく揚げられません。油の温度が続けて
維持できるように油はゆっくりひとつずつ揚げるのが良いでしょう。
ちゃんとした揚げ物料理ができるくらいなら、あなたはもう一人前の
シェフです。隠れた才能を発揮し、皆が驚くほどの揚げ物料理に
一度挑戦してみましょう。