- うずまき丘の話 -
The Story of Spiral Hill


ドゥカバス著


ドゥガルドアイルの南方からダンバートンへ通る道を沿って歩いていけば、東のほうに小さな丘のようなものが見える。この丘は昔からうずまきの丘と呼ばれてきたが、その理由はそう簡単には登れない丘で、丘の道がうずまきのような形で上まで上がっているからだ。

自然にこんな地形が作られてきたということはとても驚くようなことだが、なかにはこんな地形は大地の女神ダヌのいたずらによってできたと言っている人もいる。
しかし我々が注目すべき点はそんなことではない。なぜかこの道が始まるところで手ごわい獣たちがたくさん現れたりするが、最初こんなことに会った人は不思議そうに思ったり、一方獣たちに対しての怖さを表現したりもする。

この頂上には果たして何があるのかについては話せる人が誰もいないが、まるで怖い獣たちがこのうずまきの丘を守護しているような感じさえするくらいだ。この本を読んでいるあなたがもしその獣たちを怖がっていないなら、一度うずまきの丘の上に何があるのか調べてみてもよい。